近年話題になることの多い2040年問題について、具体的な内容や今から備えておくべきことなどを紹介します。すでに国や自治体は様々な取り組みを行っていますが、完全な課題解決には至っていません。個人としても準備しておくべきことはたくさんあります。また、介護職として働いている人にも参考になる情報を掲載しています。
2040年に日本社会が直面する様々な問題、それが2040年問題です。少子高齢化が進むことで医療・介護サービスを十分に提供できなくなる恐れがあります。また、若い層の労働者数が減少することで経済全体が落ち込む可能性があります。特に高齢者は影響を受けやすく、老老介護・認認介護世帯が今以上に増えることが予想されています。
2040年問題に向けて、国は様々な取り組みを行っています。健康な高齢者が働き続けられるように、「生涯現役社会」の構築を進めています。個人としては健康寿命を延ばす努力が求められます。正しい生活習慣を身に付け、健康的な生活を送れるように備えておきましょう。今後は高齢者に対する経済的な支援も必要になってきます。
今以上に需要が伸びていくことが確実視されている介護業界において、大きな課題として挙げられるのが人材不足です。課題解決のためには労働環境の整備や多様な人材の受け入れが必要です。また、ネガティブな印象が強い介護業界のイメージアップも求められます。すでに各自治体は人材確保に向けた様々な取り組みを行っています。
介護職として働く人は、2040年問題によって高齢者がどのような状況に陥る可能性があるのかを理解しておいてください。また、今後は介護ロボットの導入が進められていくことが予想されるため、どのような介護ロボットがあるのか把握しておきましょう。介護分野で働く者として、業界全体が抱える課題についても知っておく必要があります。
在宅介護をしている人、あるいは今後在宅介護をする可能性のある人が知っておくべき情報を紹介します。自分には関係ないと思わず、今のうちから備えておきましょう。これから高齢者になる人が周囲にいるのであればこの機会に生活習慣を見直し、共に健康的な生活を送れるように準備しておくことをおすすめします。
介護人材を確保するためには労働環境を整備する必要があります。ITの導入などによって現場の負担軽減や業務効率化を図ることが人材定着につながります。また、業界全体のイメージアップも求められます。
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